分岐水栓を買ったものの、カバーナットが固すぎて外れない人たちへ
ネットで「カバーナット 外し方」と調べても全然外れない、とりあえずウォーターポンププライヤーやハンマー使ってみたけど丸っきりだめ
結局足りないのはパワーだ。ドウェイン・ジョンソンやマ・ドンソクならモーターレンチで外すことも可能だと思う。
そして、そんなに筋肉がない我々はてこの力か、電動の力を使うしかない。
もちろん、カバーナットはそもそも大きなトルクで締められているわけではないので、ハンマーで固着を解消するという正攻法もあるが、気が遠くなるし、賃貸だと下の階に確実に響くのでおすすめできない。そして、カバーナットに傷がつく。
今回紹介する方法は、ネットで調べても出てこなかった方法だ。パワー。
大前提
今回外した水栓は、KVKのKM556Gというもので、カバーナットが六角になっている。
六角であることが非常に重要なので、外すための切れ込みが2つしかないタイプなどは鉄パイプを用意するなりして頑張ってほしい。
用意したもの
ネットで調べながら、いろいろ買いました。大半はお金の無駄遣いになりましたが。
使えなかったもの
モーターレンチ
まずモーターレンチで挑戦した。基本の工具。固着していなければこれでも外すことは可能。がたつきが大きいので、力を加えると非常に外れやすい。
ウォーターポンププライヤーとゴム
モーターレンチで全く歯が立たなかったので購入。モーターレンチと同じ大きさだと加えられる力が変わらないので、30cmと長めのものを用意した。また、ゴムを挟まないと金属同士ですべるので、ゴムもホムセンで調達。
しかし、これでもダメだった。プライヤーの場合まず掴む必要があるのだが、掴むにも力がいるわけで、非力な自分では掴んだ状態で思いっきり回すことができなかった。というのも、カバーナットの六角より下の部分は特に引っかかる部分がないのでそもそも掴むように作られていない。
そのために、ゴムで挟んでも滑るのでダメだった。
ハンマー
家にあったゴムハンマー。エンジンのヘッドカバーを外すときに買ったやつ。おそらくたたき続ければ固着はいずれ取れたかもしれないが、賃貸ゆえに下の階にめちゃくちゃ響く。下の犬が吠えまくるし、明らかに下の階に迷惑なので断念。
使えたもの
G26
G26とは?今回の分岐水栓取り付ける対象がKVKのKM556という水栓で、カバーナットを回そうとすると、本体ごと供回りしてしまうのでそれを抑える専用の工具である。
KVKの対象の水栓を使っているならば必須だ。今回は分岐水栓をメルカリで買ったときにおまけで付いてきた。Amazonなどで買える。
38mmの六角ソケット
今回の真打ち。カバーナットが38mm六角だったので、ぴったりはまるソケットを購入。Amazonで2000円ほど。めちゃくちゃでかい。今後使う機会もないだろう。もはやDIYのサイズじゃない。
19.8sq -> 12.7sq 変換ソケット
上記の38mmのソケットは19.8mmの差込み角のため、手持ちのレンチに合わせるために購入。Amazonで1200円ほど
レンチ
12.7sqの差込角のレンチ。元々トルクレンチだったが、壊れているのでただのレンチとして使用。長さ50cmもあるため、明らかにモーターレンチやプライヤーより遙かに大きな力がかけられる。
さあ外すぞ
38mmのソケットが家に届いたときから、勝利を確信していた。画像見てもらえば、わかると思うが明らかに強そうなのだ。心配なのは、G26で支えきれるかどうかくらいだ。
一人ではやりづらかったので、G26は別の人に抑えてもらいながら、私がレンチで回すという方法にした。
結論を述べると、いともたやすく外すことができた。50cmのレンチを使えばてこの力で、固着も簡単に外れるのだ。
ちなみにもし動かなかったら、インパクトレンチで回すつもりだったが今回その必要はなかった。
かかった費用
モーターレンチ:\1680
ウォーターポンププライヤーとゴム:\4089
38mm六角ソケット:\1927
差込角12.7mm(1/2″) &19.0mm(3/4″)変換:\1218
合計:\8914
正直下二つだけあれば外せたので、3000円程度で解決できた模様。
結論
如何に力をかけるかが外すポイントだ。正直プライヤーは挟むながら回す必要があるので、ある程度の力がないと難しい。さらに市販のプライヤー自体もそこまで長くないので(25cm程度が多い)力なき者では扱いきれない。
長いレンチ or 電動工具で回してしまうのが一番手っ取り早いということだ。ただし、ネット上のいろんな記事を読んだが、そもそもカバーナットが六角じゃなく2カ所にしか引っかけるところがないものあるようで、その手のタイプだと今回の方法は使えない。
今回外すのに使った工具はレンチも含めて、合わせて6000円程度でそろえることができて、確実に外せるので、下手に道具をそろえて結局業者を呼ぶよりは遙かに安く済ませることができるだろう。
健闘を祈る
コメント