TOBのことをよくわからないまま、TOB予定の株を買った話

 TOBってなんでしょうか?株式公開買付のことですが、字面だけだと公開して買うのだから市場で買付を行うのかと勘違いしていました。

 つまり、TOB発表後、株高になりますが公表された買付価格以下で市場で株を買えれば、後は指値で売り注文しておけば僅かながらも必ず利益が出せるだろう的な考えでいました。

 前半の部分は合っていますが後半は間違いでした。そもそもTOBは市場で買付するのではなく「証券会社を通じて株を応募して買い取ってもらう形である」と気づいたのは、買ったあとでした。

 というわけでTOB発表後にNTTデータを買って、応募した流れを記載していきます。ただ期間損失しただけですが。。。

NTTデータの株を買う

 NTTの決算でNTTデータを買収して上場廃止するという発表され、5/9からTOB受付となりました。当時の私は、てっきり市場でジワジワ買っていくのかと思っていたので5/9の前場の寄付で4000円以下なら成行の注文をしました。

 その結果、3991円で100株買うことができました。

 その後、4000円で売り注文をTOB終了の6/19までの期間で出しました。(意味ないw)

違和感に気づく

 さて売り注文してしばらく経って、一向に株価が4000円にならないことに違和感を覚えました。公開価格4000円で買付するなら、歩み値に4000円の取引があるはずですがTOB期間開始から一回もそのような取引がないのです。

 そこでTOBがなにかを調べました。このとき、約定からすでに1週間ほど経っていました。

応募しなきゃダメなやつやん

 ということで、ここでやっとTOBは証券会社に応募するやつだと初めて知りました笑。そして今回は野村證券がTOBの代理人なので、野村證券の口座開設必要でした。

 このためだけに証券口座を作成するのもめんどくさいですが、NTTデータの市場価格も購入時より下がっていたのと経験的な意味合いで口座作成してTOBに申し込むことにしました。

 口座開設は野村ネット&コールで申し込み、翌日に開設完了しました。

株の移管

 NTTデータ株を楽天証券で保有しているので、野村證券に移管する必要があります。株式の移管は移管元の口座から手続きします。楽天証券で手続きしましたが、ネットだけで完結可能です。ただ、ここで面倒なことが。。。基本的に貸株設定をしていたため、すぐに移管することができませんでした。貸株をしない設定にして、3営業日待ってようやく移管することができるようになりました。

 今回は書類の手続きがなかったので、2,3日で移管完了しました。

 楽天証券から野村證券の株式移管で費用はかからなかったです。

TOB申込

 野村證券に移管が完了したら、あとはTOBに申し込むだけです。こちらの手続きは簡単です。野村證券TOBと調べればすぐ出てきます。

 これにて一件落着です。たった900円の利益のためにいろいろ手続き頑張りました。TOB期間が6/19までのため、実際に出金するまではまだまだかかります。

かかった日数

 最後にそれぞれの日付だけ記載しておきます。

5/9:NTTデータ買付
5/15:野村證券口座開設申し込み
5/16:野村證券口座開設完了
5/21:楽天証券で移管手続き
5/23:移管完了
5/26:野村證券でTOB申し込み

 楽天証券側で貸株の手続きがあったり、土日挟んだりしてそこそこ時間がかかりましたが、それでも10日程で全部終わりました。証券口座によっては株式移管時に書類での手続きが必要で、その場合は2週間ほどかかる場合もあるので注意が必要です。

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