中型免許教習(その2その3)

 中型教習の2回目と3回目の体験記です。

2回目

 2回目は場内教習で、隘路、クランク、S字、坂道発進、後方感覚をやりました。教習時間が短いので、毎回の教習の内容が濃いです。

隘路

 隘路(あいろ)は簡単に言うと狭い枠にうまくいれる科目です。

 右折と左折それぞれありますが、個人的には右折の隘路のほうが難しく感じました。切り返しをしてもいいですが、ある線を超えると一発アウトであることと、切り返しして枠内に収めるほうがむずかしいので、一発で決めたほうがいいです。

 内側のミラーで後輪を見ながらゆっくりと調整すればいけるはず・・

クランク

 90度の角度で曲がるやつです。普通車のクランクよりも広いですが、その分車体がでかいので全然難易度は低くないです。

 コツは最初に曲がるときに、かなり前まで攻めることです。トラックの前輪はおしりの下にあるので、普通車の感覚で運転すると乗り上げないです。というか後輪が内輪差でひっかかります。

 いまだに慣れないですが、最初の左折時、運転席のだいたいは縁石の上にあります。そこまで攻めてようやく後輪が縁石に乗り上げないようになります。

 後輪はミラーでしっかり見れるので、確認しながら曲がれば乗り上げずにいけます。

S字

 S字は最初の入り以外はそんなに難しくないです。これもクランクと同様にタイヤが縁石に乗らなければいい、逆に言えばタイヤ以外は縁石を超えてもいいので、ハンドルを切り始めるのは遅くで大丈夫です。

 一旦S字内に入れれば、あとは左右のミラーで確認しながら進めば大丈夫です。

坂道発進

 これは、普通車からある項目です。サイドブレーキ引いて半クラで解除するだけなので、中型を受ける人にとって特に難しいことはないと思います。

後方感覚

 これが一番難しかったです。目視で後方のポールから50cm以内にバックで近づくのですが、深視力が試されます。

 私は3回チャレンジしましたが、1,2回目は遠く、3回目で衝突しました・・・

 コツというか合格をとるだけなら、50cm以内に近づいたときの景色を覚えることでしょうか・

 ポールの見え具合や、窓から見える景色等目印を覚えておけば確実だと思います。

 この項目は、卒業検定の項目なので仮免ではないです。

3回目

 3回目の教習は、シミュレーターです。

 ぶっちゃけ少ない教習時間をシミュレーターに使いたくないですが、仕方ないので。

シミュレータ内容

 内容は、急ブレーキです。たったのこれだけです。

 速度による制動距離の違いと、路面状況による違いをやって終了でした。

 準中型でやった内容とほぼ同じなので、まあやらなくてもよかったなという感じです。

雑談

 本来は3人でやるものらしく、時間がかなり余りました。というかシミュレータがはじまるまで、教官がずっとしゃべってて、いつになったら始まるのかなあというくらいお話ししてました。シミュレーターが終わった後も時間が余ったので雑談してました。

 そのなかでも、有益な話もあったので紹介しますと、一つは免許制度の法改正により、大型免許と2種免許の受験資格が普通免許の保有歴1年以上になるとのことです。

 2020年の6月2日の道路交通法改正案が可決されており、2年以内に試行されるようです。ほとんど報道されていないので知らなかったです。

 あとは、アイスバーンの怖さの話を聞きました。晴れた日の送迎中に日陰の場所が凍っててスリップした話や、中型の路上教習中に橋の上が凍っててスリップしてやばかった話とかをしてくれました。

 それと、空走距離を減らすにはいつでもブレーキを踏める準備が大事だと、アクセルからブレーキに踏みかえるのに時間がかかり、それだけで数メートル進む。たとえ数cmでも衝突したかしてないかは全く違うので、細かいことですが改めて車という凶器を操っていると意識したいと思います。

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