OSSという車の手続きのオンライン申請サービスがあるということで利用してきました。最近は業者に車検とかを依頼するとOSSで手続きしているので、車検証にOSS手続きとか記載されていると思いますが、まさにあれです。
一応個人でもOSSの利用はできますが、少々敷居が高いです。また、車検に関しては検査が必要なので指定工場とかじゃないと実質できないと思います。
メリット
・ほぼオンラインで済む。
陸運局でいろんな書類を書いて提出する必要がないので、時短できます。ほぼと書いたのは、書類の受け取りで陸運局まで行く必要があるからです。
・変更登録の場合、マイナンバーカードの情報に紐付いた項目は自動で変更してくれる。
今回は氏名変更でしたが、マイナンバーカードの情報はすでに新しいものになっているため、特に住民票などの追加書類なしで申請することができました。
・待ち時間が短い。
OSS申請の場合、窓口での待ち時間がかなり少ないです。待ち人数が窓口250人くらいに対して、OSSだと5人くらいで5分もかからなかったです。
・手数料のキャッシュレス納付も利用可能。クレカや銀行振込など多様な決済方法があります。
=>窓口でも登録すればいけるみたいですがやったことはないです。今度機会があればやってみたい。
デメリット
・手続きが難しく、やたらマイナンバーカードの認証をする必要があります。
・クレカ納付の仕組みが不親切すぎる。これが最大の問題だと感じました。クレカ納付の場合、申請する前にクレカ情報を登録しておかないと手数料が納付できません。先に変更登録の申請をしてしまうと一切納付ができなくなり、また再申請しないといけません。そして、申請後にそれを教えてくれる仕組みもないです。そのため、支払い情報を登録する前に申請すると何も起こらないまま、ただ時間が過ぎていきます。
・結局陸運局に行く必要がある。申請はオンラインで完了しますが、現在の車検証を窓口にもっていき新しい車検証受け取る必要があります。郵送はなぜだか選べませんでした。窓口での待ち時間はほぼかからないので、窓口で申請するよりはマシだと思いますが、どのみち平日に休む必要があります。
氏名変更の手順
始めに以下から申請手順を確認しましょう。
申請の流れ | 自動車保有関係手続のワンストップサービス (mlit.go.jp)
変更登録は、住所変更と住所変更をするときに行う手続きです。所有者の変更は移転登録になります。
変更登録の流れを見ると、保管場所関連の手順がありますが、今回は氏名変更だけなので車庫証明などの手続きは不要でした。
そのため大まかな手順としては、
決済情報の登録->OSS申請->陸運局で自動車検査証受け取り
です。
決済情報の登録
くるまの保有関係手続お支払い情報登録サービス|国土交通省 (mlit.go.jp)
クレカ納付の場合、まだ申請もしてないのに決済情報の登録を予めしておく必要があります。
最初に書きましたが、申請後に決済情報の登録をしても納付できません。先に決済情報の登録をしましょう。
OSS申請
まずPCの環境設定をします。これをやっとかないと、電子証明できないです。
PC環境の設定 | 自動車保有関係手続のワンストップサービス (mlit.go.jp)
上記手順から順番に確認していけばよいです。ブラウザにプラグインをインストールする必要があります。
次に申請をします。代理人なら委任状を作成しておいてもらう必要があります。こちらも電子証明が必要なのでマイナンバーカードやカードリーダで読み取る必要があります。
申請の流れ | 自動車保有関係手続のワンストップサービス (mlit.go.jp)
上記から申請時に具体的に何を記入するかのマニュアルを確認できるので、そちらをみながらやると問題なく申請が進みと思います。
特に今回は氏名変更だったのに、課税区分の項目があり何を入力すればよいかわからなかったですが、マニュアルにはその場合に何を入力するか書いてあったので、とにかく困ったらマニュアル読みましょう。
申請が完了すると、申請状況が見えるようになります。手数料クレカ納付の場合、ちゃんと支払い状況を登録できていれば、自動で支払いされます。
申請が受理されると、申請状況がどんどん進んでいきます。申請状況がかわるたびに都度メールがくるので、今のどんな状況か確認できます。
氏名変更の場合、申請書出して手数料払われて、窓口受取が可能になるまで1営業日といったところです。
陸運局での手続き
今回は岐阜運輸支局に行きました。正直、OSSの窓口出頭が一番わかりにくいです。申請に関しては国の統一システムなので、マニュアルとかありますが、窓口はアナログなので聞くしかないです。
とりあえず、1番窓口で相談できるので聞いてみることにしました。申請の受付は11:45までですが、呼ばれたのは12時ごろでした。結論から言うと、通常の窓口提出と同じように5番窓口でOSSの受付票を発行して車検証を提出する必要がありました。
OSS受付ボタンはなんと隠されていますw気づかない訳だ。通常の受付のボタンの横にOSS用の受付ボタンがありますが、窓口にくる大抵の人には関係ないので、押されないように隠してあるのでしょう。
受付票を発行したら、あとはいつものように書類(車検証)といっしょにクリップで留めて受付箱に提出します。そして呼ばれるのを待ちます。
すると、5分もかからず呼ばれました。最近はスマホで待ち人数を見ることができますが、OSSの待ち人数は5人とかしていないのであっという間でした。
以上で手続き終了です。
ちなみに、手数料のクレカ納付ですが重量税以外に関してはクレカ納付をすることによる追加のシステム利用手数料はかかりません。そのため今回は350円で済みました。
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