WLX402を手に入れたので設定した

 バッファローの無線LANルーターを今まで使用していましたが、ぷつぷつ切れることが多く不便でしたので、思い切って業務用のAPを使用することにしました。

 前々からヤマハのネットワーク機器をヤフオクなどで調達すると格安で手に入れることが出来るという話を聞いていたので、ヤフオクでWLX402を落札してきました

 価格は送料込みで1万円でした。2016年発売ですが、当時の小売価格が11万であったのでかなりお得に調達できました。ほかにもいろいろな種類のAPがありますが、WLX402が一番数が出ていて安い気がします。

スペック

 11ac対応のアクセスポイントで、最新の11axとかはもちろん対応していないです。セキュリティもWPA2まで対応しています。業務用なのでEAP方式の認証に対応しています。

 あとはRADIUSサーバーを内蔵していたり、VLANやLAG対応しています。SSIDも各周波数で8個ずつ設定できます。

 とりあえず、1Gbps環境で家庭用としては十分すぎる性能です。グループ管理前提のAPなので設定は少しとっつきにくいです。安定感は抜群によいです。

設定

 市販の無線LANルータと違って、配線して即使用可能というわけにはいきません。APのIP設定と、SSIDを設定して通信できるようになります。幸いにもマニュアルはネット上にあるので、見ながらやれば多少の知識があれば設定できると思います。GUI操作ですべて完結できました。

WLX402 初期設定ガイド

APのIPアドレスの設定

 最初に、設定用のPCとWLX402のLANポート1をLANケーブルでつなぎます。WLX402のIPの初期値が192.168.100.240/24ですので、PCのIPアドレスも同じネットワークアドレスに設定すると、以下のURLで設定画面を表示することができます。
http://192.168.100.240/

 初期設定はMember-APになっているので、基本設定からController-APに変更します。次にLANポート設定からIPアドレスを設定します。今回ルーターは今まで使用してきたバッファローを使いまわすので、ルーターで設定しているIPの範囲で固定IPを設定する必要があります。このあたりでネットワークの知識が必要です。また、DHCPはルーター側で設定しているのでこちらでは必ず無効にします。

 上記で設定すると再起動して、APのIPが変わるので、設定用PCのIPも変更しないと設定画面が開かなくなります。これで、家のローカル環境から設定できるようになりました。設定用画面のURLも先ほど設定したものに変わります。

SSIDの設定

 WLX402はグループ管理前提のAPです。ここが民生品と大きく違うところで、単体で使用する場合もグループ設定でSSIDなどの無線の設定をして、APに送信するというプロセスが必要です。

 SSIDは初期設定では何も設定されていないので、設定が必要です。「グループ 1」-「無線設定」-「SSID 管理」からSSIDの設定ができます。

 SSID設定では、周波数や認証方式などが設定できますので、そのあたりは家庭用のように設定すればよいと思います。ルータで管理しているので、ここでのDHCPは無効にしないと繋がりません。

 今回はWPA2-EAPを使ってみたかったので、それようのSSIDを設定しましたが、PS5やプリンターなどEAP非対応機器があったのと、そもそも5GHzにも対応していない機器もあって、結局PSK認証の2.4GHzと5GHzをそれぞれ設定する必要がありました。

RADIUSサーバーの設定

 SSIDでWPA2-EAP方式で認証する場合、あらかじめRADIUSサーバーを設定しておく必要があります。WLX402はRADIUSサーバーを内蔵しているので、今回はそちらを利用しています。

 拡張設定のRADIUSサーバーから設定を行います。今回はPEAP方式にしたので、ユーザーを作成して完了です。

APに設定を送信

 先ほども言ったように、WLX402はグループ管理前提のAPなのでたとえ単体で利用するとしても、設定画面でいろいろ設定しても反映されません。設定送信から対象APに送信する必要があります。

 手順は簡単で、設定送信から対象APにチェックをいれて送信するだけです。これで、やっと設定がAPに反映されます。

 あとは、端末でWi-Fiの接続設定を完了すれば使用可能です。

使用感

 以前あった、Wi-Fiに接続はしているので通信がプチプチ切れる現象がなくなりました。これが嫌でAPをリプレースしたので一先ず目的達成です。通信速度に関しては、特に上がったわけでもないです。もともと11acのWi-Fiで、1Gbpsプランでしたのでそこまで変化はないのかなぁという感じです。けっこうごつい筐体だったので電波強度が上昇するかと思いきや、そこまで変わりませんでした。ドア2枚挟んだ状態で5GhzだとiPhoneの電波表示は3段階中2になります。これは以前と変わらないです。

 とりあえず、接続が安定したのでよしとします。Wi-Fiルータの実際の安定性などはスペック表をみてもわからないので、選ぶのが難しいですが業務用を選んでおけば間違いないですね。

 今後もいい感じのネットワーク機器がヤフオクとかであれば買ってみたいと思います。

 

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